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新たな勲章ー 国際ニューヨーク映画祭ベストドキュメンタリー

「ワタシタチハニンゲンダ!」は4月に米国のニューヨーク・インターナショナル映画賞(NYIFA)でファイナリスト(5作品)に選出されたのに続き、今朝(7月1日)、国際ニューヨーク映画祭(INYFF)において、ベストドキュメンタリーを受賞しました。

 INYFFはホームページによるとドラマ、ドキュメンタリー、アニメーションなど幅広いジャンルにわたる「上映、賞、配給のフェスティバル」であり、「予算のない初めての映画制作者から、有名な才能と数百万ドルの予算を持つベテランのプロまで、ニューヨークと世界のどこでも最も折衷的な映画祭で一緒に上映される」と記されており、毎年タイムズ・スクエアの劇場でフェスティバルと上映が行われます。

 「ワタシタチハニンゲンダ!」はまず6月に「賞にノミネートされた」という連絡があった後、映画祭に先立ってオンラインで公開されました。

そして7月1日、私はオンラインで授賞式を見ていたところ、各ジャンルごとに受賞作が発表されるなかで本作品の「ベストドキュメンタリー」受賞が発表されたのです。受賞者には10インチのプラチナグローブ(球体)が授与されます。

 想像もしていなかった突然の朗報に驚き、非常に光栄に思います。映画の制作・上映活動で多大なご協力をいただいた方々に深く感謝いたします。

本作品が受賞に至ったのは、何よりも国家による外国人差別政策の問題を浮き彫りにしたテーマが評価されたからだと思われます。

 日本政府は6月9日に激しい反対の声を無視して入管難民法改悪案を強行採決しましたが、国内外の批判は一層拡大しつつあります。今回の受賞は差別政策の根絶を求める世論を高めるための上映運動拡大に役立ってこそ有意義になります。引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

 

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