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高さんのほとばしる情熱が作品全体からあふれ出していて、この国の外国人差別に対する鋭いまなざしが、矢のように束となって見るものを射抜く内容でした。戦前の植民地支配の民族差別を直視すらしようとせず、内務省政策が亡霊のごとく生き続けているこの国の現状を、マイノリティーの立場でいらっしゃる高さんの懸命な取材によって詳しく知ることは、重く避けられない問いを剛速球で突き付けられた思いになりました。 こうして作品にしてくださり、心より感謝いたします。